短編1.
「今日は鍋にしよう。」
叔父さんは、筋肉質な肉を捌きながら言った。この肉は固いから、ミンチにして肉団子にした方が美味いぞ、と肉挽き器を出すように言われた俺は、喜んだ。
学校帰りに捕まえたやつだったから、今日の肉は運動部の男子。叔父さん好みの肉ではなかったけど、腹が減っていた俺は躊躇せずそいつの頭を殴った。
「花は本当に、良い子だなあ。」
叔父さんに褒められると、嬉しくてぽかぽかする。鍋を食べたら、もっとぽかぽかするかなあ、なんて考える。
機嫌よく肉を捌く叔父さんを見て、今日は抱かせてくれるだろうか、なんて邪な考えが過ぎる。そうしたら、もっとぽかぽかになるんだけどなあ。
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